2376 サイネックス(東1) 855円 -34円

 

2376 サイネックス(東1) 855円 -34円

下方修正を発表して安値を更新。問題はその下方の理由です。受注減少などの理由で下方修正したのなら買い推奨することも不可能となりますが、そのような理由での下方修正ではありませんでした。同社の主な顧客は地豪自治体です。その自治体は財政的に余裕のないところもあります。余裕のない自治体は同社への受注や売上計上が期連れとなります。そのために下方となったということです。すでに下方修正発表の理由に記載済みです。出版事業は「テレパル50」は順調だったものの、「わが街事典」は発行が上期から下期に、下期から来期に変更となる自治体数が複数となり下方に。ウェブソリューション事業はクラウドサービスが増加を続けたものの想定は下回った(これも自治体の期連れのため)。ロジスティックス事業は一部大手クライアント(多分、日本郵便のこと)からの受注が想定を下回り低迷した。・・・・と下方の理由を述べています。メインは出版とウェブ。今期期連れした売上や受注が来期業績に寄与する点を考えると、同社も来期業績回復を期待して強気で買い場を探すことができるはずです。ただ、ウッドワンと違い、3か月後の通期発表前から水準訂正相場がスタートするかどうかはまだわかりません。850円を中心にして900~800円で下値固めをどれくらい行うか、まだ予想が付きません。ゆえに、同社の場合は、850~800円を下値サポートの強いレンジと考え、850~800円で新規もナンピンも打診買い程度として、3月以降の株価の動きを見てから、新規もナンピンも本格買いを再開するかどうか判断確認することとします。