6928 エノモト(東2) 2068円 +38円
第3四半期は売上16%増167億円、営業益38%増13.4億円、経常27%増13.3億円、純益38%増9.3億円、一株純益154円で着地しました。非の打ち所ない第3四半期です。これを受けて3月通期予想を上方修正しました。売上195→210億円(前期193億円)、営業益13→15.5億円(前期12.4億円)、経常13.2→15.0億円(前期13.1億円)、純益9.5→10.5億円(前期9.3億円)、一株純益158円→167円(前期153円)に修正。更に30円から35円に増配も発表。これならば、普通に予想すると週明け月曜はストップ高してもおかしくないものの、日経平均が暴落するだろうからS高は無理かもしれません。しかしそれに準じる上げになると予想し、また、日経平均暴落のおかげで本来なら買い気配で買うことが出来なかったかもしれない同社株の買い場を提供してくれるくらいに考えて、週明けはこのまま強気買いとします。ところでです。よ~く第3四半期と通期の数字をもう一度眺め直してください。どう考えても通期は再び上方修正する可能性が大です。第3四半期時点での営業利益率は8%です。これを通期に当てはめると営業益は16.8億円になります。また第3四半期期間10~12月は売上60億円で営業益5.4億円で営業利益率は9%です。これを第4四半期1~3月の売上予想43億円に当てはめると営業益は3.9億円で第3四半期営業益13.4億円に足すと通期の営業益は17.2億円となります。つまり、どこからどう考えても3月通期の営業益は16~17億円に更に上方修正して着地すると判断します。ゆえにこそ、更に週明けは強気買いとします。一株純資産は2135円。セグメント状況は・・・・・①IC・トランジスタ用リードフレーム→自動車の電装化率の向上にあわせて自動車向けと、民生用機器向けの一部が伸長し好調とのこと。売上13%増59億円。文句なし。自動車電装化を追い風にまだまだ業績拡大が続けそうです。②オプト用リードフレーム→LED用リードフレームが主力。自動車向けや照明向けに数量は堅調のようですが、低価格化で金額は微減。売上1%減22億円。まずまず。③コネクタ用部品→スマホやデジタル家電向け。スマホ向け好調で売上26%増79億円。④リレー用品→売上6%増5億円。⑤感想→ほぼ満点のセグメント内容です。スマホ向けが多少減速しても自動車電装化向けが引き続き好調でしょうし、それにスマホも中国格安スマホメーカー向けなどに安定的に受注を獲得し続ける可能性もあるはずですから将来も満点と判断しておいて良いでしょう。しかも来期の好調を示唆するように、売掛金が前期の47億円から58億円に拡大して着地しています。何から何まで満点の数字と内容です。ちなみに現金も24億円から34億円に拡大して着地(増資したから当たり前ながら成長のための資金手当ても十分です)。迷わず週明け強気買いで。2/2(堅実経営でコスト管理優秀なはず)1/24(EPS最低でも150円と仮定してもまだレシオ13倍)1/22(第2四半期は通期予想営業益経常の進捗率61%強・目標修正)12/13(公募価格1753円決定・中期的成長確実とするための増資資金の使い道)12/9(三井ハイテック好決算発表でリードフレーム需要好調)12/6(増資嫌気して下げても)12/5(2部鞍替え・増配)11/24(目標修正)10/28(文句無し第2四半期・概況・セグメント状況・株式4分割で再設定)8/31(目標修正)8/28(目標修正)8/1(目標修正)7/29(地味でも好スタート第1四半期・概況・セグメント状況・目標修正)6/6(決算再解説・経営成績の概況とセグメント状況)5/16(インパクト不足の今期予想・概況・セグメント状況・目標修正)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①2100~2150円(一株純資産・17年高値2161円)②2250~2300円(今期EPS150円予想しレシオ15倍)③2400~2500円(今期EPS150円予想しレシオ16倍強)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2500~2550円(今期EPS150円予想しレシオ17倍)②2700円(今期EPS150円予想しレシオ18倍)】はすでに予想した一株純益180円で期末を終えそうな可能性が大ゆえに予定通りに一株純益180円予想し強気に修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①2300~2350円(今期EPS180円予想しレシオ13倍)②2500~2550円(今期EPS180円予想しレシオ14倍)③2700円(今期EPS180円予想しレシオ15倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2700円(今期ないし来期EPS180円予想しレシオ15倍)②2900円(今期ないし来期EPS180円予想しレシオ16倍)③3100円(今期ないし来期EPS180円予想しレシオ17倍)】とします。来期の数字を確認後に再設定します(公募増資した資金で工場建設などを行うのですから業績拡大は確実はず。ゆえに更に最大目標を引き上げる予定です。ただし通期予想は保守的な数字を発表すると思いますが)。SP。