9889 JBCCHD(東1) 1168円 -25円

 

9889 JBCCHD(東1) 1168円 -25円

上々の第3四半期を発表したもののインパクト不足を理由に小安くなっています。しかし、同じく上々の決算発表をしながら小甘くなっているセブン工業と同じです。このような反応の銘柄は(好決算発表しても株価無反応)、一拍おいてから上昇を始めると予想しています。しばらく1200~1150円で下値を小さく固めてから再騰開始して1月高値1257円を2月になってから抜けはじめて来ると予想します。ゆえに下値を1150円前後と想定して、1150円前後は強気買いで良いでしょう。また再騰のサインは1200円です。もし明日以降1200円を早々に回復して推移するようなら、そのまま這うように1月高値1257円を更新して13年高値1470円に向かうものと予想して、1200円回復は再び静かな強気買いを心おきなく再開するようにして下さい。さてその第3四半期は、売上21%減483億円、営業益4%増15.6億円、経常3%増15.8億円、純益2%増10.1億円、一株純益60円。地味ながらこれで十分です。文句なし。3月通期予想の売上630億円、営業益2%増19億円、経常0%増19.5億円、純益1%減12.5億円、一株純益74円に対して、わずかながらも上方修正期待が浮上しています。営業益経常ともに多分20億円台で通期を終えることができるはずです。まずは、【Ⅰ】経営成績に関する説明を・・・・・今年度は4か年中期経営計画の初年度にあたり「事業構造を変える」「注力分野の明確化」「新たな取り組み」を基本方針にし、更なる収益の向上に取り組んでいるとコメント。更に、イグアスの売却で減収ではあっても、通期予想に対して営業益経常は80%以上の進捗であると胸を張ったコメント。言い換えると、会社も上方修正する可能性があると暗に述べているも同じと考えて良いでしょう。次に、【Ⅱ】事業分野別の状況・・・・・①情報ソリューション→システム構築や運用保守サービスなどを展開。サービスビジネスはセキュリティ関連を中心に堅調。次世代仮想化ソリューション等も伸長。ただ、クラウドへの移行もあり、システム開発が大型案件の剥落もあり全体では減収。売上1%減398億円。しかしこれで文句なし。同社はシステム開発主体のビジネスモデルからクラウドソリューションでの保守運用サービスのストックビジネスにビジネスモデルを転換の最中です。重要なのはストックビジネスへの変身が順調かどうか。保守運用サービスやクラウドビジネスが堅調ということは、ビジネスモデルの変身が順調ということです。文句なし。②ディストリビューション→売上は67億円ですが、第1四半期において売却したイグアスが担当していた事業で現在は展開ししていません。③製品開発製造→自社製のソフトウエアや情報機器を開発製造販売。自社製生産管理システムは導入や開発堅調で売上増。JBソフトウエアも情報連携支援ソリューションが伸長。ハードウェアも大口売上。プリンターは低調でしたが、ソフトウエアを中心にほぼ満点。売上3%増18億円。④感想→製品別の売上状況は、順調なビジネスモデルの変身をあらわす内容で満点に近い合格点を付与して良いでしょう。決算内容から考えても押し目は迷わず強気買いで良いはずです(1150円前後を強気買い)。また足取りにサプライズはないものの、地に足を踏みしめながら着実に成長への階段(ストックビジネスの総合ソリューション提供企業への変身に向けて)を上っています。ダイトーケミックスと似て足取りは地味ではあるものの、そのうちこの確かな足取りを大いに評価した買いが集まり始めることでしょう。そう考えて、1200円回復でも心おきなく強気買いを。ちなみに一株純資産は877円。現金58億円に対して負債は4億円。相変わらずキャシュリッチ。通期で株主還元策の拡充などを発表するかもしれません。1/26(目標修正)1/10(目標修正)1/9(ニュースリリース/働き方改革支援「俺のクラウド」提供開始)12/13(中期経営計画利益目標前倒し達成の可能性・成長事業WILD7の立ち上がり順調・ニュースリリース/次世代仮想化技術の新製品を日本で初出荷&次世代セキュリティソリューションを提供の米企業から日本初プロフェッショナルサービスプロバイダー認定・総合ソリューション企業に大変身中)12/8(ストックビジネス構築順調でレシオ20倍評価妥当かも・目標修正)11/21(第2四半期資料解説第二弾/文句なしの遂行状況の成長戦略ワイルド7&下期の取り組み・資料から考えても13年高値1470円更新は必然)11/20(第2四半期資料第一弾/グループ概要&グループ経営の最適化&業績概況&中期経営計画・文句なしの資料の内容・中期経営計画の初年度にスタートダッシュに成功した模様)10/27(第2四半期概況/経営成績に関する説明&セグメント状況・中期経営数値目標19年3月期営業益21億円、経常21.5億円、純益13.8億円を1年前倒しで達成の可能性)10/26(上振れ着地の第2四半期・概況・第2四半期状況から通期数字を予想・13年3月期の利益水準超えは確実と予想し13年高値1470円トライへ・目標修正)10/24(IBM復活でそのビジネスパートナシップの同社成長加速へ)10/17(クラウドサービスなど提供のコミュチュア同様に好決算可能性大)10/11(ニュースリリース/デンカの子会社に次世代仮想化技術システムを提供)9/29(TKCの上方修正から同社の好決算を推察)9/25(IBM人工知能ワトソン活用のパッケージ新サービス開始に同社も関与の可能性・目標修正)9/20(目標修正)9/9(会社説明会資料/会社概要&中期経営計画&成長戦略ワイルド7の解説と目標)8/21(目標修正)8/15(同社の紹介/IBM製ハード及びソフトウェア製品取引シェアは国内最大手・今後利益率上昇の可能性・目標修正)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①1300~1350円(今期EPS85円予想しレシオ16倍)②1450~1500円(今期EPS85円予想しレシオ17倍強)③1600円(今期EPS85円予想しレシオ19倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1600~1700円(今期EPS85円予想しレシオ20倍)】は微修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①1250~1300円(今期EPS80円予想しレシオ16倍・1月高値1257円)②1420~1450円(今期EPS80円予想しレシオ18倍・13年高値1470円)③1550~1600円(今期EPS80円予想しレシオ20倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①1600円(来期EPS95円予想しレシオ17倍)②1700~1750円(来期EPS95円予想しレシオ18倍強)③1900円(来期EPS95円予想しレシオ20倍)】とし、通期を確認後に再設定します。SP。