8291 日産東京HD(東1) 407円 +1円
親の日産自動車の不正検査問題があったので、第3四半期は良い数字ではないとの前提で考えるべきです。問題は、その前提で考えた際に、買い対応する余地もないほどの悪い数字や内容か、アク抜けに近い悪いなりにも上々の評価で買い場探しできる数字や内容か、あるいは可能性は低いかもしれませんが、あまり日産自動車不正検査問題を感じさせないほどのサプライズ決算となるか、この3つのいずれかと考えています。いずれが有力かは開けて見ないとわかりませんが、しかし、意外にも子は好調。サプライズに近い第3四半期を発表。子会社の(3316)東日システムの第3四半期は売上6%増69億円、営業益55%増3.8億円、経常56%増3.8億円、純益60%増2.6億円、一株純益207円で着地。これを受けて通期を上方修正しました。修正した通期予想は売上94億円、営業益5億円、経常5億円、純益3.4億円、一株純益274円。なんと12年ぶりの最高益更新となりました。これを見ると、同社の第3四半期は、悪いなりにも買い場探しを再開できる内容と数字で着地できるかもしれません。さすがに新規もナンピンも強気買いを完全再開するには第3四半期を確認する必要はあるものの、いずれにしても、時間的な問題はあれど今後業績回復は必然と想定して、新規もナンピンも買い対応して第3四半期を待つようにして下さい。もし、発表後に下げることがあっても、いずれは劇的に業績回復するはずですから9月安値361円前後を2番底と想定し、380~350円で迷わず強気買いとしておきます。発表後にアク抜け終了で上げ始めるようなら、一株純資産の600円前後に向かい始めたと判断して、そこも迷わず追撃買いとします。いずれにしても、第3四半期発表後に。12/18(日産12月の新車受注前年同月比並回復の見通し・キューブがフルモデルチェンジすれば・第3四半期発表後からが勝負・目標修正)12/9(11月新車販売日産「デイズ」8位ランクイン・日産がEV車・HV車でカーシェアリング事業に参入)11/3(サプライズの第2四半期・概況・日産不祥事での下方修正の可能性後退へ・まだ上方修正可能性も残る・経営成績に関する説明&セグメント状況・目標据置・ダイヤモンドオンラインの記事紹介)10/3(日産不祥事で社長会見)10/2(不正の影響は限定的かも・目標据置)9/30(日産自動車未認定の検査員による検査実施問題発覚の影響)9/25(新型電気自動車「リーフ」発売前ですでに4千台受注獲得・日産ネットワーク主導で保有不動産有効活用開始の可能性大)9/16(日産完全自動運転車の3割を電動車に・人類モータリゼーション大変革期の直接的受益者へ・自動車が売れる時代の到来・強固な販売地盤・都内不動産再活用・来期最高益更新の可能性・目標修正)9/4(日産ノート7月プリウスを抜き返して1位に・日産自動車販売前期比大幅増を記録中/8月30.5%増・第1四半期・概況・セグメント状況・店舗テコ入れ最中・目標修正)5/11(文句なしの前期と保守的な今期予想・概況・セグメント状況・目標修正)5/2(目標修正)4/28(目標修正)4/27(目標修正)4/19(新車のひろば店舗を大改装して体験型店舗や情報発信基地に)4/17(千葉で起きた笑い話のような事故について)4/11(いよいよ日産が国内販売店の再編強化開始)4/8(中期経営計画数値目標18年度売上2000億円・営業益100億円から考えても今期は増収増益のはず)4/6(日産ノートがトヨタプリウスから販売台数トップ奪還)4/5(政府先進運転システム搭載自動車普及の促進策検討開始)4/4(モータリゼーション大革命の長期的恩恵を)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①430~450円(最後の抵抗線・レシオ9倍)②500~520円(レシオ10倍強・13年高値521円)③580~600円(一株純資産582円・レシオ12倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①600円(レシオ12倍)②650円(レシオ13倍)③700円(レシオ14倍)】。第3四半期確認後に再設定することとします。業績不安が解消すれば最大目標を05年高値902円に向けて段階的な引き上げを検討再開し始める転機となれるかもしれません。SP。