8584 ジャックス(東1) 2873円 +37円
険阻な山道をコツコツと高みを目指して上り続けると予想する銘柄はここにもあります。その高みはNECキャピやヤマタネなどと同様に高いと考えます。しかし同社株の場合は、ヤマタネ株など少し様子が異なり、麓から猛烈な追い風を受けてどこかで一気呵成に上昇する可能性もあります。翼が突然生えたが如くに。その追い風の一つは金利の上昇です。金利上昇は資金調達コストの上昇という負の側面があると同時に、製造業と同じでコスト増(金利上昇)を理由にクレジットカードなどの利息引き上げを実施する契機(大義名分)になります。そしてすぐさまクレジットカード企業は引き上げを行うはずです。しかも、その資金調達先は親の三菱東京UFJ系の信販会社です。資金調達コストの面で不安視する理由は無し。更に追い風となりそうなのはその三菱東京UFJ関連にて。同社の筆頭株主はその三菱東京UFJですが持ち株比率は20%強です。オリコの筆頭株主みずほの比率が40%強であることを見ても、今後、三菱東京UFJが追加出資する可能性が高いと考えています。加えて、その実質親の三菱東京UFJはデジタル通貨の導入を発表しています。今後、同社が三菱東京UFJのデジタル通貨を導入した画期的なクレジットカードなど開発し金融サービスを提供する可能性が高いということです(対するみずほもデジタル通貨の導入、オリコが融合したクレジットカードサービスを提供するのでしょう)。また更に同社の魅力的な側面は海外事業です。内需ながら積極的に海外に進出して業容拡大や急成長を狙う企業としてヴィンクスやフォーバルを強気買い推奨していますが(AOITYOも海外市場への進出を開始)、同社も同じく積極的に東南アジアに進出中です。まるで親の三菱東京UFJに倣うかのように。その三菱東京UFJは利益の半分近くを海外事業で稼ぐ収益構造に変身して大成功を収めつつあります。その三菱東京UFJが主戦場として開拓を進めたのが東南アジアです。その親が開拓した東南アジアの地で、親のバックアップやネットワークをフル活用して、オートローンなどのクレジット事業を開始しています。同社も三菱東京UFJ同様に数年後には海外事業で利益の半分を稼ぐ会社に変貌する可能性があるということです。その可能性を考えると、今後今のクレディセゾン(8253)時価総額3820億円、オリコ(8585)3178億円に比する時価総額にまで上昇すると考えています。それにです。クレディセゾンのPBRは0.8倍、オリコは1.3倍に対し、同社のPBRは0.7倍です。まずは一株純資産の4000円台を回復できると考えています。そして今年は無理かもしれませんが来年あたりには06年高値6870円にトライないし更新できると予想します。レシオはただいま10倍ですが、これから同社も利益率が上昇を始める銘柄と考えていますから、十分に6000円台を狙えると考えます。ただしです。今はまだ麓からの追い風はないので、ヤマタネやクレオス、NECキャピ同様に、這うようにコツコツと上昇して行くものと想定し、這うように静かにしかし強気で買い場探しを辛抱強く続けて行くようにしてみてください。今週で日足のすべての抵抗線を払い終えました。週足月足に抵抗線はありませんから、ゆっくりと10月高値2997円を更新し、そのまま這うようにゆっくりと15年高値3330円、14年高値3485円、13年高値3535円にトライすると予想します。そして上げ本番はこの13年高値3535円を更新してからと予想しておきます。1/11(第2四半期資料の第二弾/業績の現状&クレジット事業の取り組み&オートローン事業の取り組み&クレジット事業の取り組み&カード事業取り組み&ファイナンス事業取り組み&海外事業の取り組み&総括・春に中期経営計画発表へ・目標修正)12/13(第2四半期資料/サマリー&ポイント&事業部門別状況&未収債権&貸倒関連費用&総括)11/9(失望の第2四半期・減速は一時的と思う理由・概況/経営成績に関する説明・目標修正・上方修正期待しぼんだものの会社予想通りの進捗)10/10(目標修正)9/29(目標修正)9/28(5株併合で目標再設定)8/21(第1四半期セグメント状況解説)8/5(スタートダッシュに大成功第1四半期・概況・目標修正)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①3000~3050円(17年高値2997円更新)②3350~3400円(15年高値3330円更新・レシオ12倍)③3600円(レシオ13倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①3600~3700円(レシオ13倍)②4200~4300円(レシオ15倍・一株純資産)】。第3四半期ないし通期を確認後に更に強気に再設定する予定とします。SP。