7898 ウッドワン(東1) 1760円 +14円

 

7898 ウッドワン(東1) 1760円 +14円

昨日、こんなニュースリリースを。海外の連結子会社の工場事業再編に関するお知らせ・・・を発表。同社がニュージーランドに保有する大規模森林と木材工場(ギスボン工場)の事業再編について労使協議を始めるとのこと。文中にはこうコメントされています(要約)。「NZのこの子会社は90年に山林伐採権を取得して再植林などを地道に行い30年が経過。これまで手間暇かけて育てて来た競争力のあるラジアータパインの優良原木がいよいよこれから大量伐採期を迎えることになった。これは同社が強みとしている「無垢材」という武器を大量に獲得したことを意味する。これまでこのギズボン工場は競争力の低い無垢材以外の部位を使った合板製品を製造してきたためにコスト面で厳しい状況が続いてきた。しかし、これからは競争力高い無垢材での高付加価値製品生産販売をいよいよ開始できることになる。これを踏まえ、その大量生産と更に高い収益性を確保するために、この機にNZの工場の大規模再編案を策定し従業員と組合に提案協議を開始した。」と発表。労使協議の結論は2月の予定とのことです。多少もめたとしても、資本に厚い同社のことですから、金銭的フォローなどで最終的に会社の想定する再編案が通ると思います。ならばです。いよいよ、来期からこのNZの子会社が同社の売上利益に大きく貢献を開始することになります。しかも、上記の文面をお読みいただければわかるように、同社は合板生産の会社としてだけでなく、いよいよ木材供給企業に大変身することになります。日本向けでだけでなく、中国や北米などにも輸出することになるはずです。するとこう言っても言い過ぎではないかも。インドネシアやマレーシアなどでは環境規制などの強化に極端に木材輸出が減少しているために、中国を筆頭に世界の木材を買い漁る動きが激化し木材価格が急騰を続けている状況。この状況下において大量の無垢材の伐採期を迎える同社の木材には中国をはじめとするありとあらゆる国から、引きも切らない受注が舞い込む可能性が大と言えると思います。木材バブルの追い風を受けて、木材バブルのシンボリック銘柄に同社株が大出世する可能性が高いと考えます。そう考えるならば、テラプローブ2400円前後の一株純資産に向かえるように、同社株も4500円の一株純資産に向かうことができるはずと考えます。バランスシートに記載されている立木の評価額(固定資産)は173億円です。これは伐採前の今の時点での評価額です。実際に伐採して販売を開始するよなると評価額は2倍以上に跳ね上がってもおかしくないはずです(簿価と同じように勘定しているはずだから)。ならばです。今の時価総額173億円は、簿価評価に過ぎない同社保有の立木分だけを考えた時価総額に過ぎないということなります。この点を考えても、テラプローブ株と同じくここから2倍化しても全くおかしくないということです。その心づもりで辛抱強くかつ強気で買い場探し続けて行ってみてください。日足の最後の抵抗線1790~1800円を抜こうとしています。買い手不足ゆえに1800円を回復したからと言って一足飛びに1/9高値2027円を更新して来ることもないでしょうが、ここから這うように2027円を更新し、ついでにそのまま這うように13年高値2155円及び11年高値2250円も更新して来ると予想します。なぜって、上記に記載したように、30年間手間ひまかけて育て上げて来た森林(木材)がいよいよ出荷(伐採)の時を迎えるのですから。来期以降の業績拡大はほぼ必至。となれば、今年は無理でも来年にでも06年高値5920円を更新する上げを演じることになるやもしれません。まずは一株純資産の4500円を妥当に狙いコツコツと強気買いの方針で。1/15(ノダの合板事業絶好調ゆえ同社も右に倣へへ)1/9(S高してもPBRは0.4倍台・目標修正)1/6(断熱材需要から建材需要好調を予想・年末の日経商品情報から・1~3月建材価格騰勢強め木材バブルの可能性)12/12(木材価格11月も上昇・立木173億円は更に評価上昇・木材バブルの可能性)11/3(平板ながら上々の第2四半期・概況・バランスシート・セグメント状況・目標据置・これから出番の銘柄)10/20(NZ政権交代で住宅建設公約実現の恩恵で)10/7(ノダの好決算発表でノダ以上の好決算の可能性大)9/27(株式5株併合で目標再設定)9/25(大建工業ニュージーランド木材会社を買収)9/15(木材価格や合板価格が上昇を鮮明)9/12(政府森林資源の規制緩和へ)9/4(内装建材大手値上げを開始)9/1(目標修正)8/28(ニュージーランド保有森林が大きな利益をこれから)8/18(マレーシア産大幅減で国内南洋材価格が急騰可能性大・第1四半期セグメント状況)8/5(第1四半期サプライズスタート・概況・通期営業益経常30~35億・一株純益42円~53円で着地の可能性・目標修正)6/21(東京オリンピック開催に向け国内合板や南洋材が特需開始・同社のNZ自社林の逆輸入材特需の可能性・通期解説/概況/今後上方修正の可能性/前期の経営成績概況&セグメント状況・目標再設定)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①2100~2150円(レシオ20倍・13年高値2155円)②2300~2350円(レシオ22倍・11年高値2250円更新)③2450~2500円(レシオ24倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①2500~2700円(レシオ25倍)】。第3四半期以降業績拡大を確認できれば最大目標を一株純資産の4500円前に向け引き上げ始める方針。SP。