7516 コーナン商事(東1) 2429円 -88円

 

7516 コーナン商事(東1) 2429円 -88円

第3四半期発表。営業収益2389億円、営業益142億円、経常132億円、純益82億円、一株純益238円で着地。今期から連結となったために前期比の記載はないものの、前期単体は営業収益2315億円、営業益133億円、経常121億円、純益44億円、一株純益128円ですから、増収増益で文句なしの第3四半期の着地に成功したと判断して良いはずです。またこの第3四半期期間9~11月は本来低調な四半期です。消費関連株の多くが決算を発表し始めていますが、スーパーや量販店の中には減益着地する銘柄が目立っています。その中にあって文句なしの増益着地であると同時に、低調なはずの9~11月期に営業益約40億円を稼いで着地した意義は更に大です。ならば最終四半期12~2月の繁忙期には第3四半期期間以上の営業益を稼ぎ出すことができるはずですから、12~2月期の営業益を40~45億円と仮定すると通期の営業益は182~187億円となり、通期予想の営業収益3138億円、営業益172億円、経常160億円、純益96億円、一株純益276円は上方修正する可能性が大となります。ちなみに純益から見ると大幅な上方修正になる可能性が大です。好調な理由は地道な施策の遂行のおかげ。小田急電鉄系列のホームセンターを買収はしたものの、さほどに大胆な店舗拡大を行ったわけでもありません。店舗数は338店舗(ホームセンターコーナン267店舗・コーナンプロ60店舗・ビーバートザン7店舗・ビーバープロ4店舗)です。好調な最大の理由は、中期経営計画で課題とした既存店の地道な活性化とともに利益率向上や効率化のために在庫の削減などを徹底して取り組んだおかげです。つまり地道な努力で経営体質や収益構造が筋肉質になったということです。これからも安定して収益拡大を遂行できるはずです。一株純資産は3000円に拡大。このまま週明けは強気買いとしますが、インテリックスと違い第3四半期発表であるために通期を修正しないことを理由に一旦押すことも考えておく必要があります。週明けの動きを見てから強気買いする方針で。押すようならその押しを天与と判断して2350~2300円で強気買いとします。押さないか強がるようならそのまま強気買いとします。今週の高値2526円を更新すれば迷わず追撃買いとします。12/15(目標修正)12/8(11月月次売上上々です)12/2(来期の増収増益を予想・豊富な含みとレシオ8倍)10/24(目標修正)10/4(目標修正)10/10(上々の第2四半期・わずかに通期修正・概況・目標修正)9/16(第1四半期減益理由は首都圏エリア事業拡大の先行投資のため)9/4(小田急系ホームセンター・ビーバートザン店舗テコ入れ中)8/25(月次売上堅調・第2四半期予想達成確実視)7/13(まずまずの第1四半期・概況・目標据置)4/18(首都圏エリア事業拡張・今期予想は保守的かも)4/11(文句無し2月通期・ただしすぐには動かず・概況・目標再設定)検索チェック。目標株価Ⅰ【短期目標①2650~2700円(02年上場来2704円)②3000~3050円(レシオ11倍)③3300円(レシオ12倍)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①3300~3350円(レシオ12倍)②3600円(レシオ13倍)】は修正し、目標株価Ⅰ【短期目標①2700円(今期EPS300円予想しレシオ9倍・02年上場来2704円)②3000円(今期EPS300円予想しレシオ10倍・一株純資産)③3300円(今期EPS300円予想しレシオ11倍強)】~ 目標株価Ⅱ【中長期目標①3300~3400円(今期ないし来期EPS300円強と予想しレシオ11倍)②3600円(今期ないし来期EPS300円強と予想しレシオ12倍)③3900円(今期ないし来期EPS300円強と予想しレシオ13倍)】とします。SP。